ペンションもくもく 時々手作り日記・ 秋の酵素の作り方 忍者ブログ
お店などない奥日光の山の中の生活を彩る、 食べ物やアクセサリーなどの楽しい手作り生活、また大好きな旅行について時々書いてます。
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そろそろ秋の酵素を仕込む時期がやってきました。

私は前橋の「中山酵素教室http://www.nakayamakouso.school-info.jp/」で作り方を教わりましたが、

8cf18399.jpg九州にいる友達やお客様に教えて欲しいと頼まれているので、

出来るだけ詳しく書いていくつもりです。興味のない方は飛ばしてくださいね。

秋の酵素は12月中旬まで作れます。

興味の有る方は是非トライしてみてください。わからない事はおたずねください。


「1 材料を集める」
33e4c070.jpg





・根菜  カボチャ(1kg)・人参(1kg)・サツマイモ(1kg)・ジャガイモ・レンコン等は多め。
      大根・山芋・里芋・カブ・赤ビーツは少な目


・果物  種アリ葡萄・リンゴ(1kg)・柿・梨・洋ナシ・無花果・みかん・キーウイ
      栗・スダチ・カボス・国産レモン・柚子・カリン・石榴・あけび・くるみ・銀杏


・キノコ  舞茸・しめじ・エリンギ・エノキダケ・椎茸


・他    しょうが・うこん・ゆり根・ムカゴ・隼人瓜・インゲン・トウモロコシ


・山の幸 山葡萄・ハマナスの実・ナナカマドの実・野バラの実・朴の実・サルナシ・マタタビ


・雑穀セット(1kg) 玄米・小麦・大豆・あずき・金時豆・黒豆・タカキビ・イタドリの根・オオバコの実
         (これは中山酵素教室で売っています 1400円 )


・その他  発酵剤・ケルプα  2500円   海の精 8700円 (これも酵素教室で売っています
       白砂糖11kg  漬け物ダル30リットル・40リットル2個

※入れてはいけないもの  ニンニク・にら・長ネギ・玉ねぎ・ など匂いの強い物
                 ゴボウ・白菜・キャベツ・キュウリ・ナス・ などアクの強い物や葉物
                 オレンジなどの輸入品



「2 仕込み」

①秋に実る果実や木の実、穀物、根菜など、なるべく住んでる地方で収穫されるものを、

kouso8.jpg 30~50種類くらい、全部で10kg集めます。

 春の酵素と違って材料を買い求めることが出来るので楽です。

 なるべく多くの種類をいれると、それだけ酵素の種類も増えます。

 地元の農産物直売所などで新鮮な旬の物を求めてください
  

②材料をきれいな水で洗います。
kouso-6.jpg本当は山の清水や湧き水で洗う方がいいのですが、

水道水の場合は、1日くらいおいて塩素を飛ばしたもの。

又は水道水に手作り酵素をいれて1000倍液を作り、

その中に20分位つけておく。パイロゲンの1000倍液もO・K。

③漬け物ダルの底にまず白砂糖1kgを敷き詰める。
kouso-5.jpg材料を1kgくらいきったら砂糖と混ぜ合わせる。

その上にまた砂糖を1kg入れる。

また材料を1kg切って砂糖と混ぜ合わせる。

これを繰り返す。10kgの材料に10kgの砂糖を混ぜ合わせる。

④材料は酵素が出やすいように2mm~5mmくらいに薄く刻む。
kouso-4.jpgkouso-3.jpg種も皮も全部入れる。

みかんだけ皮をむいて入れる。

カボチャの綿も入れる。



⑤穀物セットは前の晩から水に漬けておく。翌日水を切って加える。戻すと1kgになります。
kouso-1.jpgkouso-8.jpg
穀物セットの中に入っている、

イタドリとオオバコの実はそのまま加える。

山葡萄も手でよく潰して加える・


⑥10kgの材料を切って、それに10kgの白砂糖を混ぜ終わりました。    
kouso-2.jpg
今回は32種類が入っています。  

あと2回作るつもりなので、次は今回手に入らなかった材料も加えて、

より多くの種類を入れて、最後に全部を混ぜ合わせる予定です。


⑦上に発酵助成剤をふります。
kouso-10.jpg 発酵助成剤ケルプαは海藻粉末と発酵菌が入っています

これを入れると、良い発酵、均一な発酵をうながし、

雑菌の生える隙を与えず、安全な酵素飲料ができます。



⑧最後にその上から砂糖1kgで覆います。
kouso-9.jpg
これで仕込みは終了です。

フタをして、家族皆が居る暖かい部屋に置いておきます。






「3 かくはん・発酵」

①翌朝の状態
kakuhan2.jpg砂糖の浸透圧で水分・エキスが出ています。

素手で底からしっかり混ぜます。

底には溶け切れずに、ピンク色に染まった

白砂糖が沈殿しています。

kuhan.jpg素手で混ぜるのは、自分の体を守っている常在菌を酵素の中に入れて、

自分だけの酵素を作るためです
、飲む人皆で混ぜるのがベストです。

朝晩混ぜて、空気を入れ均一な発酵をうながします。



②1週間くらい混ぜつづけ発酵させます。
kouso-11.jpg4~5日してタルに手を入れたとき少し生暖かさを感じれば、

発酵しています。

天候によって発酵までの時間は左右されます。

発酵には20度前後が必要です、丸沼は標高1400mで雪も降りました。

ストーブをたいてキッチンを暖めています。


「4 漉します」

3789fa99.jpgb0ca40bf.jpg本当は1週間から10日間くらいで漉しますが、

丸沼は寒くて2週間目に漉しました。

30リットルにぴったり合うザルで、

48時間くらいかけて漉します。



「5 海の精を加えます」

417c3cc9.jpg10kgの材料と11kgの砂糖から11リットルの酵素が出来ます。

出来た酵素に「海の精」を加えます。

「海の精」は昆布から作られた酵素です。

人は海からやってきたので、陸の恵みから作られた酵素に、

海の酵素をプラスすることで、体にとってより良い酵素になるのだそうです。

「6 完成です」

514f8006.jpgまだ発酵しているので、

冷蔵庫か直射日光のあたらない涼しい場所で保管します。

酵素は40度前後(人の体温)が一番活発で、

60度以上の熱には弱いので、

0adeac09.jpg常温の水などで好みの甘さに薄めて飲んでください。

私はグラスに20cc入れて割って飲んでいます。

レモンなどをしぼって入れてもおいしいです。

※酵素は人が生きていくうえで、とても大切なものです、

消化・分解・吸収といった、体の働きすべてのことを酵素が行っています。

年齢とともに失われていく酵素をおぎなって、これからも元気ですごしたいなと思っています。
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