ペンションもくもく 時々手作り日記・ 東北関東大震災 忍者ブログ
お店などない奥日光の山の中の生活を彩る、 食べ物やアクセサリーなどの楽しい手作り生活、また大好きな旅行について時々書いてます。
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また2人だけの静かな日々が戻ってきました。

しかしお客さんもいらっしゃらないので、せっせとゲレンデに行って遊んでいます。

家の中で、暗い気持ちで震災や原発のニュースばかり見ていると、

心が病気になってしまいそうなので・・・

ところで本日片品村役場からお知らせが来ていました。

「原発の問題が長期化しそうなので、4月1日から1年間くらいのスパンで南相馬市の被災者を

宿1軒につき20人くらいづつ受け入いれることが可能か不可能かお知らせください」

というものでした。

そのための予算はとりあえず福島県が負担し、最終的には東京電力と国が負担するらしいです。

しかし、人的被害・農林業・漁業への莫大な補償、東京電力で払いきれる金額ではないんでしょうね。


b96c8612.jpgところで、東京では桜が咲き始めたそうで、

そういえばもうそんな季節なんだな、忘れてた・・・とシミジミ思っていたら、

「こんな時に花見なんかで騒ぐのは不謹慎だ!!」

と声高に石原都知事がいってましたが、

震災・原発・計画停電で人の心も経済も大きな打撃を受けてるいるので、

桜に心和ませ、、なおかつ経済を活性化させる良い機会なのに、

まったく何言ってんだか・・・・ネ。そう思いませんか。

※写真は丸沼の山桜です、5月ごろひっそりと咲きます。
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昨日の昼過ぎに、原発から避難してきていた、エノさんの親戚家族がいわき市に帰りました。

自宅待機だった会社が今日から再開するのだそうです。

まだ小さい子供たちが心配で、帰るのをためらう妻との間でイロイロやり取りがあったようですが、

最終的には、家のローンと車のローンが勝ったようです。

帰る家と戻れる仕事があるだけ恵まれていると言ってました。

ホントにそうだと思います、片品村に避難して来てる南相馬市の人達は、

戻る家も無く、家族を失った人も沢山いらっしゃいますし、原発も1進1退で先行きがまったくわかりません。

片品村では1億円の予算を計上して、

村内の宿泊施設に受け入れ、被災者1人に付き1泊3食で2500円を支払っています。

人口5000人の村が1000人を受け入れてますので、

早く原発が何とかならない限り、あっという間に予算は底をついてしまいます。

膨大な赤字を抱えてる村が「被災者の方達のために何とかしてあげたい」と立ち上がり、

宿泊施設・役場の職員・健康管理センター・ボランティア・様々な方達が日々奮闘してますが、

この先どうなるのか・・・特に予算面で・・・と考えてしまいます。

iwaki.jpgiwaki2.jpg





※エノさんお疲れ様でした。

震災の影響で、次々周りのスキー場が営業を取りやめています。

しかし、丸沼高原はリフトを減らして、5月8日まで休まず営業の予定です。

現在お得な3900円(リフト券+昼食+ソフトドリンク)のパックが復活しています、

どうぞ丸沼高原スキー場にお越しください、お待ちしています。

ところで昨晩泊まって頂いた若者グループの方達、

「実は4~5年前にもくもくに泊まった事あるんですよ、メシめっちゃうまかったです、また来ます」

と言われてビックリでした。ありがたいですね~。

マオちゃんも久々のお客様で全身全霊?で接待に努めていたようですが、

ペット連れのお客様から「お宅の猫ちゃん可愛いですね、お部屋に訪ねて来たんですよ、

でもうちの犬が気づいて吠えたんで、ピューって逃げちゃいましたけど・・・」ですって、

あんなに客室に行ってはダメって言ってるのに、まったく・・・・・です。

m-bibitteru.jpgf9ff5b12.jpgf461dae6.jpg






震災後すべてのお客様がキャンセルになりました。延べで100人以上です。

最初はとても「遊ぶ気になれません」と言う事で、

そのうち、「ガソリンが手に入らないので」となって・・・・

日本中が遊ぶ事に後ろめたさを感じているようです。無理もないですね。

しかし、日本全体の経済も活性化していかなければ、

みんなが共倒れになってしまいかねません。

いつになったらお客様が宿泊してくださるのかな・・・・と思っていましたら、

本日2組8名のお客様が震災後初めていらっしゃいました。

ありがとうございます、正直うれしいです。

皆様、お待ちしております。


猫も赤ちゃん返りするんでしょうか、

親戚の3歳のカエデちゃんと赤ん坊のアヤメちゃんが来てからというもの、

異常なあまえっ子になったうちのマオちゃん、いつも誰かのひざの上を占領しています。

カエデちゃんがエノさんに「ユタちゃん~」と言って甘えているので、焼き餅やいてるのかな?

berth.jpgエノさんは親戚の人達から、

子供のときと同じように「ユタちゃん」と呼ばれていて笑えます。

昨日はカエデちゃんの3歳の誕生日でした。

ハンバーグとエビのクリームグラタンといちごのケーキを作りました。

※フラッシュをたかずに撮ったら、猫も子供も動くのでこんなブレ写真になってしまいました。

10日前に、とりあえず今できる事は義援金と節電、と書いてから、

じゃ何処に送れば、より良い形で被災者のもとに届くんだろう、と考えてしまいました。

しかしそんなことはわかるはずもなく、結局1つの窓口に全額寄付するのではなく、

何箇所かに分けて送ろうと思い、

とりあえずカード振込みができる「国境なき医師団」に一口。

今度、早い時間に下まで降りる機会があれば、

日本赤十字や日本財団・テレビ局の口座等に振り込もうかな、と思っています。

昨日下関の母から電話で「片品村にも沢山被災者が来とるって、テレビで言ってたよ」

「そうなんよ、うちにもエノさんの親戚が来てるんよ,etc・・・」

「まあ、産まれたばかりの赤ちゃん連れで避難して、たいへんやね~」

という会話から義援金の話になって

「うちでも、すぐ日本赤十字に義援金振込んだんやけど、

ちょっと出歩くと、あっちでもこっちでもお願いします~募金箱もって叫んどるやろ、

あの前を通るのがいやでね、こっちはもう送っとるのに、ケチと思われとるみたいで・・・」

「え~お母さん、そんなにコソコソせんでも、

募金箱に500円でも1000円でも毎回入れればいいやない、

それで頑張ってね、とかご苦労さまって言ってあげればいいのに、

ものすごく沢山の被災者の人がいて、どのお金がいい形で被災者の元に届くか、

わからないんやから、何回でも募金に協力すればいいんよ、何もコソコソ下むく事ないやない」

「ア~そうやね、わかった、今度からそうするわ」という事で電話は切れました。


日本全国で被災者の為に何かしたいという気持ちが、どんどん大きく広がっていますね。

今日、片品村役場に行って、皆の被災者証明カードを発行してもらいました。

これが有ると、村内5つの温泉が無料で入れます。ありがたいです。

丸沼高原スキー場が営業している時は、座禅温泉に無料ではいれますが、

今日、明日はスキー場がお休みなので、証明書を持って寄居山温泉にみんなで行きました。

明日は花咲の湯に行くつもりです。ここには行ったことがないので楽しみです。

でも村民の私達は無料ではありません、当たり前なんですが・・・・・

そう言えば、役場でイイカラカンhttp://iikarakan.81s.net/のミチコちゃん達に会いました。

片品に住む若者が、ボランティアグループ・片品ムランティアhttp://d.hatena.ne.jp/Mulunteer/

を立ち上げ、今度の震災で、村に避難してきた人達(1000人)のために奔走しています。

忙しそうでしたが、顔が輝いてましたね。

いわきの親戚がやってきて6日目になります。

原発が少しだけ良い方向に向かって来ているとは言え、まだまだ先のことはわかりません。

はじめは2・3日の事だと、軽く考えていましたので、

エ!!・・・と思ったこともありましたが、

大変な思いをしてここまでたどり着いたのだから・・・と口には出しませんでした。

しかし、長引くにつれて私の心の中のストレスが膨れ上がり、

とうとう今日、一つ屋根の下で暮らしていくうえのルールをお願いしました。

①朝起きてきたら、おはようございます。

②食事の時はいただきます・ごちそうさまでした、食べ終わったら食器をかたずける。

③出かけるときは、いってきます、ただいま。

④スキー場で温泉に入れてもらうときは、いただきます・ありがとうございました。

⑤洗濯し終わったら、終わりましたと声をかける。

⑥寝る時はおやすみなさい。

別に難しいルールではありません。

「いただきますやご馳走様って言ってたんだけど、聞こえなかったかな?」

「私達が、キッチンにいるのはわかっているのだから、こちらにはっきり声をかけてもらいたいの」

相手に聞こえない言葉は、言葉ではありません、

感謝しているなら、聞こえるようにはっきり「ありがとう」と言わなければ、思いは伝わりません。

自分達家族だけなら、あうんの呼吸で言葉にしなくても通じてきたことは沢山あるでしょう、

でも、他の人とひとつ屋根の下で暮らすときは、言葉はとても大事だと思います。


今日は、そんな彼らのためにスノーボード教室を開きました。

sbs.jpg「スノーボードやってみたい」と言う妻に

「よくそんなポジティブな気持ちになれるな・・・」と夫が言っていましたが。

外に出て体を動かせば、部屋でじっとしてるより、心にも体にも良いと思います。

せっかくスキー場に居るんだから、スノーボードくらいうまくなって帰ってね、

私も今日1時間くらい滑ったら、心がすっきりしました。

道路の雪もなんとか解けたので、「そばグルメ花咲」に預かってもらっていた、

いわきナンバーの親戚の車を取りに行ってきました。

しかし気になるのは、ガソリンのことです。はたして沼田で給油できるのか・・・

片品村にある給油所は全部「本日休業」の看板がかかっていました。

でも沼田ベイシアのセルフの給油所は大行列でしたが、フルに入れることが出来ました。

今週半ばくらいにはガソリンも普通に出回るらしいですね。


ところで今日は、知り合いのキムコちゃんに、

彼女の子供たちがもう使ってない、防寒着・長靴・手袋・帽子・おまけにパンーパスまでいただきました。

早速、3歳のカエデちゃんはそれを着て、スキー場でそり遊びを楽しんでいました。

ほんとうにありがとうございます、助かりました。ソリはカレンズさんからお借りしました。

kaede3.jpgkaede2.jpg





エノさんもしっかり保父さんしてます。

村の健康診断のお知らせを1軒1軒配りながら、ペンション村を回りました。

すると我が家だけだと思っていた被災者の方が、結構いらっしゃいました。

現地に駆けつけている家が1軒・親戚がいるうちが2軒・友達家族がいるうちが1軒

お客様が頼って来られたうちが1軒

そうこうしている内に片品村が南相馬町の被災者と原発避難者の1000人受け入れを決めたので、

ペンション村の2軒の家に13人ずつ計26人の方がいらっしゃいました。

「被災地の方は大変だからなんとかしてあげたい」

皆ボランティアで1家族くらいならと、最初手を上げたのですが、

ここに来て、こんな僻地でも灯油やガソリンが手に入らず、

お風呂や暖房もままならなくなっているのに、

そこに、寒いだけでお店も何にもない山の中で3食付でお世話をお願いしますと、

村からの要請があり、みんなちょっと困っているのが現状です。

村から送迎バスを出して鎌田にある寄居山温泉まで送り迎えしてくれるとか、

もっときめ細かい村の対応を期待したいところです。

※丸沼高原スキー場で、営業してる日は被災者を無料で座禅温泉に入れてくれるそうです。よかった。

obasann.jpgsenntakumono.jpg産まれたばかりの赤ちゃんと

3歳の幼児が居ますので、洗濯物すごいです、

とりあえずお風呂場は難民キャンプじょうたいです、ハハハ。
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